Nのブログ

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レアルマドリードについて書きます

カスティージャの現状整理とメンバー予想

前回のメンバー予想から状況が大きく変わり、新しい情報も次々に出てきているため、改めて現状を整理し、19/20シーズンのメンバーを予想する。

前回からの変更点としては、まず久保建英の加入。さらに、ラウールの監督就任も正式に決まり、セカンドコーチには18/19シーズンにはフベニルAのセカンドコーチを務めたAlerto Garridoの就任が決まった。そして、放出に関しては、デ・フルートスのバジャドリードへのローンが正式に決定した。

他にも前回までに出ていなかった情報をまとめる。
6/13のSoymadridista。カスティージャの複数選手は契約上、トップチームに昇格するか、ローンで出ていく必要がある。ハビ・サンチェス、マヌ、アレックス、セオアネ、フィダルゴ、デ・フルートス、クリスト、ダニ・ゴメスの8人がおそらくその契約を持っている選手達。ベルマン、ダニ、フランチュ、アユブの4人に関してもその契約を持っている可能性がある。

6/25のMARCA。複数のカスティージャの選手達はセグンダのクラブに移籍する可能性あり。可能性があるのは、クリスト、ハビ・サンチェス、フラン・ガルシア、フィダルゴ、セオアネ、マルティンの6人。

ここまでの情報から、残留する可能性が小さくない選手達をまとめると次のようになる。フラン・ガルシアとマルティンに関しては具体的な移籍先がまだ出てきていないためここでは含めることにする。

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ここに新たに補強された選手達とフベニルAから昇格した選手達が加わる。

補強の噂のうち、現在最も大きいものはGimnasticのCBのSalva Ferrer。Diari Mésの報道を引用する形でASが報じ、その後MARCAもレアル・マドリードの関心を報じている。さらに、ZaragozaのOMFのAlberto Soroに関しても、獲得が近づいており、ASやMARCAなどのメディアに報じられているが、彼に関しては、バジェホのときと同様にローンでZaragozaに残る可能性もある。

フベニルAの中でほぼ間違いなく昇格すると考えられているのが、CF/WGのロドリゴ・ロドリゲス、DMFのアントニオ、CBのチュストの3人。ASはここにLSBのミゲルを加えているが、基本的に昇格するためにはフラン・ガルシアかサバルテのどちらかが出ていく必要がある。他のU19スペイン代表の選手、CMFのモハとCBのヒラにも当然昇格の可能性はあるが、ASは、モハに関してはローンで放出するのではないかと予想している。その他にメディアから名前が挙がっているのはWG/CMFのバエサとCFのペドロ。

ということで、ここまでの情報から自分なりに予想した19/20シーズンのメンバーはこんな感じ。

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カスティージャはトップチームから約1週間遅れの7月16日に新シーズンを始動させる。

FFPの新ルール

FBL-FRA-FIFA-CONGRESS

新しいFFPが導入され、獲得と放出の差分を€100m以内に抑える必要があると噂されているが、実際はどのようになっているのだろうか。今回はFFPの中のこの項目だけに絞って調べた。

UEFAのレギュレーション

https://www.uefa.com/MultimediaFiles/Download/Tech/uefaorg/General/02/56/20/15/2562015_DOWNLOAD.pdf

まず、最新のFFPのレギュレーションが発行されたのは2018年の5月。そして、このレギュレーションが効果を持っているのは一部の例外を除き、2018年6月1日からであるとされている。今回取り扱う項目はこの例外には含まれない。

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そして、今回扱う項目が明記されているのは、第62条3項。

ライセンス保持者が指標1から6に記載されたいずれかの条件を示した場合、指標に違反しているとみなされる。

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さらに、その内指標6が今回取り扱う項目。

指標6: 選手移籍バランス

ライセンス保持者がライセンスシーズン中に終了するすべての選手登録期間において、€100mを超える選手移籍赤字を報告する。

これに関連して、登録期間中の選手移籍バランスは以下のネット額として計算される。

・すべての新規そして既存の選手の登録に関する各選手を獲得するための支払われたあるいは支払われる総費用。

・選手の登録を譲渡するための受け取られたあるいは受け取る総収益。(直接処分費用。)

生じた総費用が登録期間中に生じた総収益を上回る場合、クラブは選手移籍赤字を持っている。

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この指標6に関しては、2018/19シーズンの緩和措置に関する記載が見られなかったため、今夏ではなく、2018/19シーズンから効果を持っている。

そして、違反した場合の処置に関しては、第63条に記載されている。

1 ライセンス保持者が第62条3項のいずれかの指標に違反していた場合、締め切りまでにUEFAの行政機関に伝えられた形式で予想される損益分岐情報を用意、提出しなければならない。

2 予想される損益分岐情報は報告期間Tの法廷決算日の直後から始まる12ヶ月間(以下: 報告期間T+1)をカバーしなければならない。

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つまり、違反してすぐに処罰を受けるわけではなく、追加で情報を提出しなければならなくなる。例えば、2018/19シーズンには通常、2016年、2017年、2018年の情報を提出するが、第62条3項に違反した場合には、2019年の情報も提出する必要が出てくる。

UEFAのToolkit

http://www.jalgpall.ee/docs/2018-FFP_Toolkit_2018_EN.pdf

指標の使用はリスクベースアプローチの一部であるが、特定の「警告サイン」を示すライセンス保持者はより拡大された要求の対象になる。

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指標6: 選手移籍バランス

ライセンス保持者は選手登録期間に関して、選手の移籍のために補足パッケージTR.01をすべて記入しなければならない。

ライセンスシーズン中に終わるすべての選手登録期間に対して、選手移籍赤字が€100mを超えた場合には、ライセンス保持者は指標6に違反している。

入ってくる選手は次のように定義される:

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・「入ってくる選手」とは定められた選手登録期間(例: 移籍市場)の任意の時点にクラブに加入あるいは登録(ローンも含む)されたプロの選手のことである。これは、契約切れの選手、ローンから戻ってきた選手、そして最初のプロ契約を結んだユース選手の登録も含んでいる。

該当する登録期間中に加入したすべての選手の登録に関して以下の情報をカバーする必要がある。

(一部割愛)

移籍日: 獲得したクラブに選手の登録が移された日付。国際移籍の場合、この日付はdd/mm/yyyyの形式でFIFAのTransfer Mathcing System (TMS)に加入が登録された日と同じでなければならない。

生じたコスト: 選手登録期間中に生じた選手登録の獲得にかかった移籍金、支払われたあるいは支払われる合意された移籍費用、条件付きの費用、連帯/トレーニング貢献金。このバランスは自動的に計算される。

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条件付きでない金額: 選手の登録を永久的にあるいはローンで移す元のクラブに対して条件によらず支払われたあるいは支払われる金額。

条件付きの金額: 選手登録期間中に実現された選手の元のクラブとの合意された条件付きのすべての金額。まだ実現されていない金額も含む。(記されるが、生じた移籍金には含まない。)

レーニング補償と連帯貢献金: 移籍に関してトレーニング/連帯貢献金として支払われたあるいは支払われる合計金額。

その他の直接費用: 選手の登録譲渡に関してクラブから第三者に支払われたあるいは支払われる合計金額。ただし、他のフットボールクラブや代理人に支払われたあるいは支払われる金額は除く。

代理人手数料: 選手の登録譲渡に関して代理人や仲介人に支払われたあるいは支払われる合計金額。これは不測の支払いを除き、関係する選手のためにクラブが代理人や仲介人に支払われたあるいは支払われる金額を含む。

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受け取りに関してもほぼ同様であるため割愛。

基本的には、上記のすべての金額の合計がここでの移籍金とみなされるが、まだ実現していないアドオンに関しては含まない。

まとめ

・2018年夏から始まった制度。

・選手登録の問題であるため、支払い、発表のタイミングは関係ない。

・違反したとしても、それが直接処罰に結びつくわけではない。

・基本的にアドオンは計算に含まない。

来期のカスティージャのメンバー予想

Raúl González durante un partido

ラウールの監督就任が確定的となっているカスティージャだが、来シーズンはどのようなメンバー構成になるのだろうか。過去の傾向や少ない報道内容から予想していく。

まずは、今シーズンのメンバー構成から確認していく。

シーズン序盤のソラーリ時代には基本システムは4-3-3。怪我で離脱していたへラベルトを除いて、トップチームのビニシウスを加えている。

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そして、マノロ・ディアスが指揮したシーズン終盤には、次のようなメンバー構成となっていた。(怪我で出場機会が少なかったへラベルトとフランチュを除く。)

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例年、カスティージャは主にフベニルAの上の3世代の選手達から構成されている。今シーズンで言うと、99年生まれの選手7人(デ・ラ・フエンテ、サバルテ、フラン・ガルシア、ロペス、マルティン、アウグスト、アルベルト)、98年生まれの選手7人(ルカ、ベルマン、マヌ、アレックス、アヨブ、フランチュ、ダニ・ゴメス)、97年生まれの選手7人(ハビ・サンチェス、ダニ、ジャウメ、セオアネ、フィダルゴ、デ・フルートス、クリスト)に加えて、フベニルA世代の選手2人(モハ・ラモス、へラベルト)の計23人から構成されている。来シーズンには97年生まれの選手たちの全員もしくはほとんどが出ていくことが予想される。その代わりに、00年生まれ世代の選手たちが昇格することになり、その他は例年、補強とローンバックにより少し入れ替わりがある。97年生まれの選手達を除き、現時点で補強が確定しているRSBのギジェム(クラブからの発表はまだだが、代理人からの発表はあり。)を加えたメンバー構成は次のようになる。

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つまり、今一人しか表示していないポジションに関しては、補強 or 昇格が行われる可能性が大きい。

補強の噂はあまり見られないが、現時点で出ている中で最も可能性がありそうなものは、コルドバのCF/WGのAndres Martínだろうか。ただし、他のクラブと競合している上に、カスティージャの補強としては大きな移籍金がネックになる可能性がある。その他の候補としては、グラナダのIsma Ruizを狙っているという情報がグラナダメディアから出されているが、信憑性などが分からない上にフベニルAに加入する可能性もあるのでここでは考えないことにする。ローンバック等に関しても、情報が全然ないので割愛。今残っている5つのポジションをフベニルAの選手たちで埋めるとすれば、ロドリゴ、バエサ、モハ、アントニオ、チュストあたりが有力な候補として考えられる。

参考までにASでは、ハビ・サンチェス、ジャウメ、セオアネ、フィダルゴ、クリスト(ここまでが97年生まれ)、マヌ、ダニ・ゴメス(2人は98年生まれ)の退団が、フベニルAからのロドリゴ、ペドロ、バエサ、アントニオ、ミゲル、チュストらの昇格が予想されている。

ラモスの退団報道まとめ

Real Madrid - Atlético de Madrid

まずは、時系列順に追っていく。

3月7日15時頃、ASにてManu Sainzの情報。

「ラモスとペレスがアヤックス戦後のロッカールーム内で口論に。」

5月24日、デシマ獲得からちょうど五年。

5月24日2時頃、EL CHIRINGUITO DE JUGONESにてJuanfe Sanzの情報。

「クラブ内に不満があり、ラモスに近い存在によると彼が残留するかは未定である。」

5月24日13時頃、MARCAにてJosé Félix Díazが上記の情報を確認。

「MARCAが知る限り、マンチェスター・ユナイテッドやPSGがシーズン中に問い合わせてきたが、今までは常にNoと答えてきた。」

5月24日14時頃、MARCAにてJosé Félix Díazの追加情報。

「15日前にラモスの家にてペレス、ラモス、ラモスの父、代理人のレネが会談。

ベストな案を探るために今後も話し合うことを合意。」

5月27日2時頃、MARCAにてJosé Félix Díazの情報。

「ラモスがアメリカの休暇から戻り次第、ペレスと話し合う予定。

オファーは中国から届いているもののみ。」

5月27日8時半頃、El Transistorにて23時半からフロレンティーノのインタビューが行われることが発表。(それ以前に発表されている可能性あり。)

5月27日15時頃、JUGONESにてJosep Pedrerolの情報。

「ペレス、ラモス、代理人のレネ、弁護士のJulio Sennが会談。

ラモス側が中国にフリーで移籍させてくれるように要請。クラブはこれを拒否。」

5月27日23時半頃、El PartidazoにてManolo Lamaの情報。

「ラモスが退団を決意。ヨーロッパ内から1つとヨーロッパ外から1つオファーを持っている。」

5月28日0時頃、El Transistorにてペレスのインタビュー。

「ラモスの家に行っていない。彼も私の家に来ていない。彼がオフィスに来て、中国から素晴らしいオファーが来ているが、移籍金を支払うことはできないと言った。」

「私はラモスにフリーでキャプテンを出ていかせることはできないと言った。」

「今現在、レアル・マドリードで最も給料をもらっているのはラモスである。」

「ラモスがアヤックス戦の後に『お金を払えば出ていく』と言ったというのは事実ではない。」

5月28日23時頃、MARCAにてJosé Félix Díazの情報。

「契約延長は考慮していない。UEFAラ・リーガの経済的な制約を遵守する必要がある。」

 

ここまでの情報を整理すると、メディア、タイミング、内容などからおおよそラモス側から出た情報なのかクラブ側から出た情報なのかを推測できる。それぞれをまとめると次のようになる。

ラモス側

「ペレスとの関係性の悪化。

出ていく意思は強い。

オファーは複数抱えている。」

クラブ側

「クラブが放出する意思はない。(特にフリーでは)

本人が強く望むのであれば、オファーは検討する。

契約延長は検討していない。

既にチームで最も給料を受け取っている。

現段階でオファーは中国からのもののみ。」

メンディの移籍報道

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どんなに信憑性の高いメディアでも常に正しい情報や引きのある情報のみを出せるわけではない。そのため、あるメディアが確実な情報や独占的な情報などをつかめた場合には、特に注目するように事前に伝えることがよくある。

例えば、スペインには月曜日から金曜日まで毎日15時から30分間放送しているJugonesというテレビ番組がある。毎日のように放送しているため、公式のTwitterアカウントや出演しているリポーターたちがいつも宣伝するということはない。しかし、大きな情報をつかめたときには大々的に宣伝をする。2019年3月11日、Twitterでは番組前にこのようなツイートが見られた。

そして、このようなつぶやきの後に放送されたJugonesではジダンレアル・マドリード復帰が独占的に報じられた。いわゆる飛ばしのような不確実なケースでは、リポーターたちがこのような注目を集めるようなことはしない。

そして、2019年5月1日、MARCAの記者がニュースがあるため、MARCAの表紙に注目するように事前に呼び掛けている。

その表紙が以下のものであり、ジダンが左SBのメンディをほしがっているという内容のものである。

過去にも彼自身が同様にMARCAの記事が出る前にツイートしたケースが何度かある。

2018年12月28日、ブラヒムの移籍合意間近

 2018年12月19日、リュカのバイエルン移籍

 2018年7月10日、クリスティアーノユベントス移籍の詳細

もっと遡って調べてみると、これらの他にもワンダ・メトロポリターノでのCL決勝開催やエムバペのPSG移籍なども彼が事前に注目するようにツイートしている。これらは、実際に実現したもののみを拾ってきているわけではない。Twitterで検索しているため、漏れがあることは考えられるものの、遡ってみてみると、このように事前につぶやいた際の情報の精度はかなり高いとみることができる。

そのため、少なくともジダンがメンディをほしがっているということに対する信憑性はかなり高いとみることができる。ただし、まだ初期段階であるため、実際に移籍に動くか、獲得できるかは別であるということは念頭に置いておかなければならない。

2050年までの年間€29mの返済

El Mundoの記事翻訳。

原文: Así pagará el Real Madrid el Bernabéu: 29 millones al año hasta 2050 | Economía

El Madrid construirá una plaza de 20.000 metros cuadrados en la fachada del Paseo de la Castellana

フロレンティーノ・ペレスはいつも問題なく選手の代理人と交渉できるというわけではないが、36年のビジネス経験から金融機関との交渉術は心得ている。レアル・マドリードの会長は最後まで利子率を下げようとし、資金面においては大きな補強と同等の新しいサンティアゴ・ベルナベウのための計画を来週結ぶことを望んでいる。

保証にはベルナベウが含まれないだけでなく、放映権やスポンサー契約も含まれない。クラブが計画している唯一の保証は将来の収入のみである。それらを保証に、2.5%以下の年利でJP Morgan、Merrill Lynchと来週契約が結ばれることになるだろう。2023年から2050年までの毎年の支払額は約€29mであり、それ以前には€1も支払う必要がない。スペインの財務省が2.3%の利子率で30年の国債を発行していることを考えると、レアル・マドリードはほとんどのスペインの銀行が手を出せない条件で資金を得ることができるだろう。

疑問はこの数字が管理可能であるのかという点とクラブがそのために大きな補強を諦めなければならないのかという点にある。もし昨夏にクリスティアーノの穴を埋めるためにペレスが莫大な金額を投じていたら、より悪い返済能力をJP MorganやMerrill Lynchに見せつけなければならなかったため、ある意味では正しいと言えるだろう。ネイマールやエムバペにつきまとっていれば、良い条件を得ることは難しかっただろう。そしてクラブの幹部たちはそのことが分かっていた。そしてまた、堅実なスタジアムのプロジェクトのために資金を調達することは未知の補強のために資金を調達するよりもずっと簡単であるということも事実である。

年に€750mの収入があるクラブにとっては€29mの額は完全に管理可能であるとクラブでは見られている。それに加え、FFPに影響を及ぼさない方法で資金調達が行われることになる。そのため将来のクラックがやってくるかどうかは成長を続けるクラブの収入次第である。また、ここからの三年間、新たな借金が生み出されないという状況は、ペレスが来シーズンスタジアムを埋めるという難しいチャレンジに挑戦するための余地を残すことにもなる。