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レアルマドリードについて書きます

補強モデルの変更

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elEconomistaの記事翻訳。

原文: La semana negra del Real Madrid condiciona el modelo de gestión de fichajes de Florentino Pérez - elEconomista.es

 

フロレンティーノ・ペレスはアヤックス戦での敗戦によって、会長を務めた15年以上の中で、最悪の瞬間の内の一つを味わっている。チームはコパ、リーガ、CLとすべての可能性を6日で失い、補強にお金を費やさなければならなくなった。サンティアゴ・ベルナベウの改修を行う必要があるため、近年には異なるモデルに賭けていたものの。

2017年には、フロレンティーノ・ペレスは新しい補強方針が何であるかを明確にしている。「我々は現在そして、未来も同時に強化し、チームを作り上げなければならない。」

それでも、レアル・マドリードは18/19シーズンにリーガの中で最も補強にお金を費やしたチームである。主に将来のための選手たち(ビニシウス、オドリオソラ、ブラヒム、ルニン)の獲得を行い、現在のための選手たちの獲得はあまり行われなかった。クルトワとマリアーノはチームに加わったものの、一方にはケイラー・ナバスがいたため、優先順位が高くないポジションであり、またもう一方は出ていったクリスティアーノとは大幅なギャップがある選手であった。

昨シーズンには既に、チームの摩耗は垣間見えていた。リーガでは10月に可能性が消え、コパでも準々決勝でレガネスに敗退した。それでも、CLの13度目の制覇がそれに蓋をした。これに気づいていたジダンはチームの計画に関する決断を下す際に、会長との意見の食い違いによってレアル・マドリードを去った。

今シーズンの失敗によって、フロレンティーノ・ペレスはモデルの変更を強いられる。若い将来性のある選手たちから、現在のみに焦点を当てた選手たちに。補強モデルの変更はチーム内での改革を伴う。フィットするはずだった選手たちはお金はかかるが、価値の低い選手になった。ベイルやマルセロ、イスコ、クロースらのケースのように。期待された衝撃を与えることはできなかったアセンシオのようなケースもある。彼のファンは向上の余地が大いにあるというに違いないが。

これによって、来シーズンの補強の動きに注目しなければならない。チームはフィールド内のすべてのポジションを補強しなければならない。そして何よりも得点のとれるFWを。そのため、加入も放出も、両方で忙しい夏になることが予想される。

バスケットボール部門では、状況ががらりと変わる。チームを作り上げることに責任を負うのは、バスケットボール部門のディレクターのJuan Carlos Sánchez、テクニカルディレクターのAlberto Herreros、コーチのPablo Lasoの3人である。この明確な構造によって毎年のように、ファンに喜びを与えることができている。そして、Luka Doncic、Sergio Rodríguez、Nocioniのような重要な選手たちの損失の後にもチームを何とか回復させることに成功している。

一方、サッカー部門においては、フロレンティーノ・ペレスとジェネラル・ディレクターのJosé Ángel Sánchezが主に補強の権限を持ち、モウリーニョの退任以降、チームを作り上げる際に全権をもつ監督はいなかった。アンチェロッティジダンもロペテギも補強の権限はそれほど持っていなかった。今年の夏には、フロレンティーノ・ペレスはその責任を新監督により与えるだろう。ジダンか、モウリーニョか、アッレグリやクロップのようなまた別の監督の内の誰かに。